まるごとカブリつけ!鹿アバラ肉の生姜煮込み

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まるごとカブリつけ!鹿アバラ肉の生姜煮込み

鹿肉のアバラとは?

フランス料理でもお馴染みのスペアリブ、アバラ骨とその周りについたお肉の部分です。鹿肉の中でも、一頭から取れる肉量がやや少ないことで、目にする機会は少ないかもしれませんが、秋~冬にかけて最も脂がのる部位でもあるため、実は猟師の間では大人気です。春~夏にかけては脂が少なく、肉の旨味が強く感じられ、秋~冬には肉も厚くなり脂ものってボリューム感が増すので、自然の恵みをダイレクトに感じられるところもアバラ肉の醍醐味です。

アバラ肉は時間をかけて火を通すと柔らかく仕上がります。

 

 目次

 

鹿のスペアリブを使ったおススメ料理

煮込み料理やスープがおすすめです。時間をかけて煮込むと、肉がトロトロになるだけでなく、スペアリブの骨から出る出汁は、スープのベースにもなります。骨からは、アミノ酸やコラーゲンが溶け出し、料理の味に旨味とコクを加えてくれます。味付けは、醤油ベースの和風も合いますし、トマト煮込みなどの洋風にしても合います。

 

今回は、そんな中でもMOMIJI直伝!「スペアリブの生姜煮込み」をご紹介します。

スペアリブは骨つき肉なので骨までしゃぶるのが美味しい食べ方。

煮込み料理にすると、骨から肉が離れやすくなり、まるごと美味しく食べられておすすめです。

必要な材料とその分量

今回のレシピで使うのは大槌鹿アバラ肉肉200gです。

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MOMIJI ー 大槌鹿 アバラ肉(スペアリブ)

MOMIJIの鹿肉の各部位の中でもリーズナブルな価格帯です。骨を持ってかぶりつく醍醐味と一緒に、ご堪能ください。MOMIJIプレミアム品質でお届けします。

【材料】(2人分)

・鹿アバラ肉 200g

・しょうが 1かけ

・調理酒 100cc

・砂糖 おおさじ2

・醤油 50cc

・水 200cc

【作り方】

①アバラ肉の表面に軽く焼き目を付けるように火を通していきます。焼き目がつきやすいようにあらかじめ熱したフライパンなどで焼くと良いでしょう。

②大きめの鍋に水、お酒、醬油、砂糖を加えて火にかけ、煮立たせます。

③調味料が煮立ったら焼き目をつけたアバラ、生姜を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にします。あくが出たらあくを取り除きます。

④お肉が柔らかくなるまで、2時間くらい煮込みます。圧力鍋の場合、煮込み時間は20分程度に短縮することができます。

⑤肉が縮んで、骨の端っこが少し肉から飛び出してきたら、出来上がりの目安です。汁が煮詰まって、お肉が柔らかくなったら、火を止めて盛り付け、完成!

ポイント

最初の段階で表面に焼き目をつけておくことで、鹿肉の香ばしさが引き立ちます。

生姜煮込みと合うお酒

生姜煮込みの深い味わいは、焼酎、赤ワインなどのお酒と非常に相性が良いです。特に、タンニンが豊富な赤ワインは、生姜煮込みの風味を引き立たせてくれて、食事をより一層楽しむことができます。

また、お酒が好きな方なら焼酎(原材料は麦か芋)のロックがおすすめです。生姜煮込みのトロトロの食感のあとにキュっと締まる焼酎ロックが楽しめるようだと、スペアリブをつまみに良い気分になれることうけあいです。

栄養価について

鹿肉にはビタミンB群が含まれており、その中でも特にビタミンB2やビタミンB6は牛肉や豚肉と比べても多く含まれています。ビタミンB2は、脂質をエネルギーに変えるのを助け、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生に役立ちます。また、ビタミンB6は、アミノ酸の再合成を助け、免疫機能の維持などに役立っています。スペアリブのみならず、鹿肉を定期的に食事に取り入れるのは栄養価の面からもおすすめです。

その他の鹿スペアリブの初心者向けレシピ

今回の記事では生姜煮込みをご紹介しましたが、鹿のスペアリブは、他にもトマト煮込みなど、さまざまな煮込み料理で楽しむことができます。

その他では、鹿のスペアリブを使ったスープも美味しいです。骨から出る旨味と、鹿肉の風味が絶妙にマッチしたスープは、体の芯から温まることができます。具材には、大根や人参、こんにゃく、蓮根といった和風の食材を使用して、スペアリブとの相性の良い醤油ベースをおすすめします。

 

MOMIJIおすすめ煮込み料理レシピ

MOMIJIのレシピ集では、他にもアバラ肉を使ったレシピをご紹介しています。また、スジ肉やカタ肉もアバラ肉と同じように煮込みに適した部位なので、スジ肉やカタ肉のレシピも材料をアバラ肉に変えることで同じようにお作り頂くことができます。

大槌鹿のスペアリブ トマト煮込み

大槌鹿のどて煮

鹿肉のブルーベリー煮込み

 

鹿肉を煮込むのが大変な方には…

煮込み料理は手間がかかって大変…

だけど鹿の骨から出る出汁を味わってみたい…

そんな方には、大槌鹿のボーンブロススープ(冷凍キューブタイプ)もおすすめです!

冷凍庫から出してお湯に溶かすだけで、10時間煮込んだ鹿肉のお出汁を味わうことができます!スープやシチューなど、さまざまな料理のお出汁にご使用ください!

まとめ

いかがでしたでしょうか。スペアリブというと牛や豚が思い浮かぶかと思いますが、鹿肉のスペアリブはその斜め上の美味しさを楽しませてくれます。食感や風味を楽しみながらお召し上がりください!

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MOMIJI ー 大槌鹿 アバラ肉(スペアリブ)

「一度やってみたかった」骨つき肉のまるかぶり、実際の美味しさはご家族で味わってみてください。

 

文:鈴木 広法(local hack) 編集:工藤 秀佳 

 

監修:工藤 秀佳

1996年北海道札幌市生まれ。北海道大学農学部畜産科学科で畜産や食肉について学ぶ。一度は住宅業界で就職するが、やはり食肉に関わる仕事をしたいと思ううちに、大槌町地域おこし協力隊の募集を目にし、大槌ジビエソーシャルプロジェクトの活動内容に惹かれて応募。2021年4月から大槌町に移住し、狩猟免許を取得。活動していく中で農家さん達に出会い、農業被害を減らすことを目的にわな猟を中心に活動。2023年4月からMOMIJI株式会社の社員となり、他地域にジビエ事業を広める「ジビエ塾」の企画運営等を担当。

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  • MOMIJIコラム編集部